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５月８日から新型コロナウイルスの位置付けが、『５類』に移行されます。福岡県の服部知事は、引き下げられる５月８日以降も、当面、入院患者の受け入れ病床を確保すると発表しました。 福岡県の服部知事は２７日の定例会見で、新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同じ『５類』に引き下げられることに伴う対応策を発表しました。 『５類』引き下げ後は、幅広い医療機関で患者を受け入れられるようになります。移行期間として９月末までは、基礎疾患がある、または介護を必要とする軽症患者向けの病床を１０００床、酸素投与が必要な中等症以上の患者向けの病床を６００床、確保するとしています。 一方、飲食店や宿泊施設の感染対策を県が認証する制度などは、５月７日をもって廃止するということです。 服部知事は県民と事業者に向けて「安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していこう」と話し、今後は自主的な感染対策に取り組んでほしいと呼びかけました。 今後『季節性インフルエンザ並み』の扱いとなる新型コロナウイルスについて、具体的にはどのように変わるのかまとめました。 ５月８日以降、すべて個人の判断に委ねられることになります。自宅療養の期間は医師の診断や個人に委ねられ、濃厚接触者の自宅待機もなくなります。ただし、発症後５日間は外出を控えるよう推奨しています。また、福岡県がこれまで実施していた県民対象の無料の抗原検査やＰＣＲ検査も終了します。感染対策しているお店を県が認証する制度、それに伴い使用しているステッカーも終了します。 もう一つ変わるのが、感染者数の発表の仕方です。これまでは、すべての医療機関からの報告で感染者数を把握、発表していましたが、今後は、指定された医療機関から感染者数を１週間ごとに集計する『定点把握』に変わります。福岡県は週に１回、発表することにしています。 さらに、２９日からゴールデンウイークが始まりますが、政府は２９日の午前０時に新型コロナウイルスの水際対策を終了する方向で調整していることが分かりました。現在、海外から日本に入国する際、ワクチン３回の接種証明書または陰性証明書を提示する必要がありますが、２９日以降は提示する必要がなくなります。ゴールデンウイーク期間に海外に出かける人が、帰国する際にスムーズに入国できることも考慮したということです。 最新のニュースは https://www.fbs.co.jp/fbsnews/ をご覧ください。 twitter FBS福岡放送ニュース(@FBS_NEWS5)でも発信中！！ https://twitter.com/FBS_NEWS5